米欧企業の社債保証コスト、低下-欧州危機への取り組みに期待

28日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米欧企業の社債保証コストが低下。欧 州の指導者らが債務危機を食い止める取り組みを強化しつつあるとの 観測が広がった。米ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・ スタンレーの社債保証コストも低下した。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後4時41分(日本時間29日午前6時41分)現在、4.9 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の141.1bp。10月 27日以来の大幅な下げとなった。投資適格級の欧州企業125社で構成 するマークイットiTraxx欧州指数のスプレッドは6.5bp下げ て198.8bpと、ここ2週間余りで最大の低下。

両指数は10月初めに2009年5月以来の高水準を付けた後、欧州 の指導者らによるソブリン債危機への対応が前進しつつあるという現 在と同じような楽観的観測から10月中は低下傾向となった。JPモル ガン・チェースのストラテジストは28日付の顧客向けリポートで、現 在の指数の改善は短命に終わる可能性があると予想した。それ以上の 詳細には触れていない。

エリック・ベインスタイン氏(ニューヨーク在勤)率いるJPモ ルガンのストラテジストらはリポートで、「前回の回復がいかに短命だ ったかを考えれば、今後の計画がかなり明確にならなければ同じよう な改善は見込めない」と指摘した。

CMAによれば、ゴールドマンのCDSスプレッドは45bp下げ て396bpと、10月27日以来の大幅低下。モルガン・スタンレーは 34bp低下し501bp。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は28bp 低下の462bp。

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