ドイツ財務相:ユーロ共同債の議論は「安定同盟」の達成後に可能に

ドイツのショイブレ財務相は 28日、ユーロ共同債に関する議論は財政規律の強化が確実になって からだと発言し、可能性を完全に排除はしない考えを示唆した。

同財務相はベルリンで記者団に、まず欧州連合(EU)条約を変 更しユーロ圏諸国に財政・赤字規則を順守させることが求められてお り、「ユーロ共同債の議論はその実現の可能性を後退させる」と指摘。 「われわれはまず、安定同盟を成し遂げなければならない」として、 ユーロ共同債は「その後で議論されるものだ。今ではない」と語った。

金融市場の「不透明感は高まっている」ものの、ユーロ圏の債務 危機は解決されると確信していると述べた。

メルケル独政権は債務危機を解決する策として、当局の膨大な資 金力を見せ付けることで市場の沈静化を図るのではなく、財政規律を 強化する欧州連合(EU)条約改正の手続きを迅速化することが鍵に なるとの考えだ。メルケル首相は12月9日の欧州首脳会議で条約変 更の合意を目指すとショイブレ財務相は述べた。

同財務相はまた、ユーロ圏全体に財政規律の強化を求めているの は債務危機を克服するためであり、ドイツの意思を他国に押し付ける ためではないと説明。「地中海諸国はドイツにならない。欧州がドイ ツ語を話すことはない」と語った。

また、欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀 行(ECB)による合同審査団、トロイカが支持するならば、ドイツ はギリシャ向け融資の次回分実行を支持すると付け加えた。

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