OECD:オーストラリアには利下げの余地、欧州混乱の影響回避へ

経済協力開発機構(OECD) は、欧州のソブリン債危機の影響で世界の経済成長が失速するならば、 オーストラリアには利下げを実施する余地があるとの見解を示した。 投資家はすでにこうしたシナリオを見込んでいる。

OECDは28日公表の経済見通しで、世界経済への下向きのリ スクが実体化するならば、「インフレ抑制という流れの範囲内での需 要の維持に向け、金融政策は著しく緩和されるべきだ」と指摘。オー ストラリア政府は歳出を拡大することも可能だが、2012-13年に財 政黒字を回復するとの公約が先送りされることになると記述した。

OECDはオーストラリア経済について、鉱業への投資や商品価 格の上昇を原動力に来年の成長率は4%になると予想、今年は

1.8%成長になるとし、5月時点の予想の来年4.5%、今年2.9%か らそれぞれ下方修正した。欧州危機の影響でオーストラリアから鉄鉱 石や石炭を購入するアジア各国の成長にリスクが生じるためだとした。

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