アラブ連盟:シリアへの制裁発動、資産凍結など-デモ弾圧継続で

アラブ連盟はデモ弾圧を続け るシリアに対し、アラブ諸国にあるシリアの金融資産を凍結したりシ リア政府高官の移動を禁止するなどの制裁措置を発動した。同連盟に よる加盟国への経済制裁は1945年の設立以来初めて。

カタールのハマド首相は27日にカイロで記者団に対し、シリア 中央銀行との取引禁止もこうした措置に含まれると説明。基本物資を 除くシリア政府との通商や金融取引をアラブ連盟が禁じたと語った。 シリアが同連盟の監視団受け入れを拒んだことに伴う措置という。

シリアのアサド大統領(46)は、チュニジアやエジプト、リビ アで起きた政権交代に刺激を受けた民衆に8カ月にわたって続けてい る弾圧をやめるよう、経済と政治の両面で圧力を受けている。軍を離 脱し政府と戦う構えを示す者も出ており、シリアは内戦状態に近づき つつある。

米ジョージタウン大学(ワシントン)の政治学者で中東の安全保 障が専門のポール・サリバン氏はブルームバーグ・ニュースの質問に 電子メールで回答し、「制裁がアサド大統領への圧力を強めるだろう が、大統領はよっぽど大きな出来事がない限り弾圧を続けるだろう」 とし、「内戦に向かっているあらゆる兆候が出ている」と指摘した。

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