東電:福島第一原発吉田所長が入院、健診後に-病気療養で異動

東京電力は28日、3月の事故以来 陣頭指揮を執ってきた福島第一原子力発電所の吉田昌郎所長(56)が病気 療養のために入院し、12月1日付で原子力・立地本部付に異動すると発 表した。

吉田氏は28日、発電所の作業員や協力会社に宛てたメッセージ文 書を発表した。同文書の中で「私は先日検診で病気が見つかり、医師の 判断で急きょ入院を余儀なくされました。このような状況で発電所長 を続けることはできず、残念ながら重要な時期に免震棟を去らざるを得 ません」と述べた。

同社広報担当の山口雅土氏によると、吉田氏の病名やこれまでの積 算被ばく線量については個人情報に該当するため公表できないという。 吉田氏の後任には、現原子力・立地本部原子力運営管理部長の高橋毅氏 (54)が就任する。

東電の松本純一原子力・立地本部長代理は28日夕の会見で、吉田 氏が今月中旬に検診を受け、21日に西沢俊夫社長に直接、「入院治療が 必要」と申し出たことを明らかにした。入院は24日。

松本氏は、12月1日付で新任の所長が就任するまで代行者が職務 にあたるため、「今後の事故の収束に問題はない」と述べた。

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