ロンドンのバンカーの賞与:約20%減少へ、欧州債務危機で-調査

ロンドンの金融街で勤務するバ ンカーの賞与は、昨年と比較して約20%減少する見通しだ。ソブリン 債危機により金融機関の収入が落ち込んだことが要因。

英人材あっせん会社アストベリー・マースデンの調査によると、ロ ンドンの金融街スクエアマイルとカナリーワーフ両地区の平均的なバン カーの賞与は約1万9920ポンド(約240万円)と、基本給の24%相 当となる見通し。昨年は基本給の約35%に当たる2万5570ポンドだ った。推計は給与の平均を8万3000ポンドとする算定に基づいている。

アストベリー・マースデンのマーク・キャメロン最高執行責任者 (COO)は文書で「賞与に関する心理は、これまでの数年間と比較し て確実にシフトしている」と指摘。「信用収縮前は、賞与は基本給の何 倍にも達していた。今年は給与の何分の1かにとどまる」としている。

欧州のソブリン危機による市場の混乱で株式や債券のトレーディン グ収入が減少し、企業は買収や株式公開を控えている。英国などの規制 当局が賞与の制限を義務付けたことを受け、金融機関は賞与削減の影響 を緩和させるため投資バンカーの基本給を最大100%引き上げた。この 後、各社は固定費の削減に苦慮している。

アストベリー・マースデンによると、マネジングディレクターの賞 与は基本給23万7000ポンドを基に、その70%に相当する約16万 6000ポンドと予想されている。

調査は、ロンドンの金融街シティーのアナリストやシニアバンカー 1380人を対象に実施された。賞与が最も高いのはM&A(合併・買収) 担当バンカーで、最も低いのは確定利付き証券担当のバンカーと見込ま れている。

投資銀行は年間を通じて報酬支払いのための収入を確保しており、 賞与の額は年末に決定する傾向がある。2月と3月に支払われる場合が 最も多い。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE