商品相場のパフォーマンス、5年連続で株式上回る見通し-成長下支え

商品相場の年間ベースのパフォ ーマンスが5年連続で株式を上回るとみられ、新興国の需要が世界の経 済成長を下支えする兆しが示されている。商品相場は過去10年間で約 4倍に上昇している。

株式のMSCIオールカントリー世界指数は年初来で16%低下し 米国債の利回りは過去最低に近い水準にある。一方、商品24銘柄で構 成するスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のGSCI指数は

0.7%上昇している。米ゴールドマン・サックス・グループは、向こう 1年間の商品のリターン(投資収益率)を約15%と予想している。前 回のリセッション(景気後退)では、原材料価格は43%下落した。

供給不足を背景に、S&P・GSCI指数は4年ぶりの低水準に落 ち込んだ2009年2月以降、2倍以上に上昇している。国際通貨基金 (IMF)によると、中国がけん引し来年の新興国の経済成長率は

6.1%と、先進国の1.9%を埋め合わせる以上の伸びを示すとみられて いる。中国はエネルギーや銅、綿花の世界最大の消費国。

ウェルズ・キャピタル・マネジメントの投資担当チーフストラテジ スト、ジェームズ・ポールセン氏は「新興国はクラッシュランディング (強行着陸)ではなくソフトランディング(軟着陸)に成功しているよ うだ」と指摘。「クラッシュランディングなら商品相場は08年のよう な状況になるだろうが、ソフトランディングなら回復は持続し、商品相 場が新たな高値に向かう可能性が非常に高まる」との見方を示した。

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