欧州株(25日):反発、救済基金への民間関与とりやめも-石油株高い

25日の欧州株式相場は反発。 欧州の恒久的な救済基金である欧州安定化メカニズム(ESM)に民 間部門を関与させるのをやめる提案を当局者らが話し合ったとの観測 が手掛かり。

英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルやフランスのトタル、 ノルウェーのスタトイルを中心に石油株が高い。仏最大の保険会社ア クサは1.7%高。同銘柄の買いをゴールドマン・サックス・グルー プが勧めた。一方、アウトドア衣料の英ブラックス・レジャー・グル ープは急落。事業改善には一段の資金が必要だと発表し、嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.7%高の221.54で終了。 週ベースでは4.6%値下がりし、9月23日終了週以来の大幅下落と なった。イタリアやスペインの借り入れコスト上昇や、債務危機に対 応する上での当局者間の温度差が要因。

インターブローカーズ(バルセロナ)のトレーダー、ルイス・ ベンゲレル氏は「市場が荒波にもまれてきたのは明らかで、当局者は これを無視できない状況に追い込まれているかもしれない」と指摘。 「そこで問題になるのは、何らかの介入ないし支援が入るとして、そ れがいかなる形になるのかということだ」と付け加えた。

ロイター通信が欧州連合(EU)当局者からの情報として伝えた ところでは、ユーロ圏各国はEU条約見直し協議の一環として、ES Mに民間部門を関与させるのをやめる案を検討している。

また、イタリアのモンティ首相はこの日の閣議で、ドイツのメル ケル首相とフランスのサルコジ大統領が「イタリアが崩壊すればユー ロの終わりにつながるのは必至であることを認識していると言明し、 イタリアを支える方針を確認した」ことを明らかにした。イタリア首 相府が電子メールで文書を配布した。

同日実施のイタリアの入札では、発行された80億ユーロの6カ 月物証券の利回りは6.504%と、10月26日の前回入札の約2倍と なった。

原油値上がりを手掛かりに石油株がこの日の欧州株上昇をけん引。 欧州最大手のロイヤル・ダッチ・シェルは1.5%高の2101ペンスで 終了。トタルは2.4%上げ35.69ユーロ。スタトイルは1.9%高の

139.20クローネ。アクサの終値は8.85ユーロ。ブラックス・レジ ャーは63%下げた後、11%安の3.88ペンスで終了した。

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