エジプト:新首相にガンズーリ氏指名-軍政権反対デモの勢い衰えず

エジプトの軍最高評議会は25 日、新内閣の組閣へ向けてカマル・ガンズーリ元首相を暫定首相に指 名したが、首都カイロのタハリール広場では、軍の政権放棄を求め、 なお数万人のデモ隊が座り込みを続けている。

軍最高評議会のタンタウィ議長はこの日、国営テレビを通じて首 相指名を発表。11月28日に開始予定の投票を遅らせることはない と言明したうえで、来年6月までに実施が予定されている大統領選ま では政権を放棄する考えがないことを明らかにした。この間、軍を支 持してアバシヤ広場に集まる対抗デモは金曜礼拝の後に数千人規模 に達した。

タハリール広場で抗議運動に参加するサイード・アブ・エルエラ 氏(48)は「カマル・ガンズーリはだめだ、旧体制の産物に過ぎない」 とし、「国民に受け入れられるように誰か新しい人材を選ぶべきだっ た」と語った。

ムバラク前大統領が退陣した2月から エジプトを暫定統治する 軍高評議会は、デモ隊と治安部隊の衝突激化による情勢不安を沈静化 させるため、新たな暫定内閣の組閣を進めている。19日から続いて い衝突では少なくとも38人が死亡した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE