ハンガリー債利回り急上昇、フォリントは急落-ジャンク級へ格下げで

25日のハンガリー金融市場で は、同国債の利回りが2009年2月以来で最大の上昇となった。通貨 フォリントはユーロに対し急落。格付け会社ムーディーズ・インベス ターズ・サービスがハンガリーの格付けを投資に適さないジャンク級 に引き下げたことが影響した。

ブダペスト時間午前11時20分(日本時間午後7時20分)現 在、ハンガリー国債の5年物利回りは前日比98ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の9.87%。フォリントの対ユーロ 相場は1.6%下げ1ユーロ=316.43フォリントと、日中取引とし ては今月16日以来の安値を付けた。6月以降では16%下げている。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ハンガ リー国債のCDSスプレッドが上昇し628bp。過去最高まであと 11bpの水準となった。

ムーディーズは、ハンガリーに15年にわたり付与した投資適格 級の格付けを引き下げた。オルバン首相が国際通貨基金(IMF)に 支援要請しない方針を覆した上で、新たな信用枠には条件を伴わせた くないと主張していることが背景。

ノルデア銀行の新興市場アナリスト、アウレリヤ・アウグリト氏 (コペンハーゲン在勤)は調査リポートで、「ハンガリーが先週試み たIMFに協力する用意があるとの発表は『見せ掛け』で、格付け会 社の行動を阻止しようというものだった」と指摘。「しかしハンガリ ーは妥協に後ろ向きで、結局は役立たなかった」と分析した。

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