香港株(終了):下落-メルケル独首相のユーロ共同債拒否が売り材料

香港株式相場は下落。ハンセ ン指数の週間下落率は9月以来の大きさとなった。ドイツのメルケル 首相がユーロ共同債の発行と債務危機対応における欧州中央銀行(E CB)の役割拡大を拒否したことが売り材料となった。

欧州最大の銀行、英HSBCホールディングス(5 HK)は 2009年4月以来の安値に下落。中国建設省傘下の不動産会社、中国 海外発展(688 HK)は1.3%値下がりした。中国工商銀行の姜建清 会長は、中国当局が引き締め策を維持するとの見方を示した。

中国最大の企業間オンライン取引サイト運営会社傘下のアリバ バ・ドット・コム(1688 HK)は11%安。元大証券による投資判断 の引き下げが響いた。

ギリシャでコンテナ施設を運営する中遠太平洋(コスコ・パシフ ィック、1199 HK)や小売企業に衣料品や玩具を納入する香港のリ ー・アンド・フォン(利豊、494 HK)も下げた。

ハンセン指数は前日比245.62ポイント(1.4%)安の

17689.48で終了。指数を構成する46銘柄のうち40銘柄が下落 した。週間では4.3%値下がりし、9月23日終了週以来で最もきつ い下げ。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比1.8%安の

9395.91で引けた。

KGIアジアのベン・クウォン最高執行責任者(COO)は「欧 州債務危機への対応で独首相は厳しい姿勢を維持しており、解決が一 段と遅れるとの印象を与えている」と述べた上で、「投資家は景気の 先行きと世界経済の減速を懸念している。流動性がタイトであるため 香港株式市場では売り圧力が続く」との見方を示した。

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