欧州債(25日):イタリア債利回り過去最高、入札嫌気-仏債は反発

25日の欧州債市場ではイタリ ア国債が下落し、2年債利回りはユーロ導入後の最高に達した。イタ リア政府がこの日実施した入札で借り入れコストが急上昇し、債務危 機が解決されないとの懸念が強まった。

イタリア国債は5日続落。この日の入札で80億ユーロ相当の6 カ月物証券の利回りは6.504%と、10月の入札時の3.535%を上回 った。20億ユーロ相当のゼロクーポン債の利回りは7.814%。

一方、フランス10年債相場は5日ぶりに上昇。ドイツが23日 実施した国債入札が札割れとなったものの、フランス政府は来週に国 債を発行する方針に変わりはないと表明した。ドイツ国債は週間ベー スで3週続落した。

クレディ・アグリコルCIBの欧州金利戦略責任者、ルカ・イェ リネック氏(ロンドン在勤)は「7.8%で2年間借り入れるのは愉快 なことではない」と述べ、「特にイタリアなどの周辺国は極めて長く 厳しい道に直面している」と続けた。

ロンドン時間午後4時36分現在、イタリア10年債利回りは前 日比15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の7.26%。 同国債(表面利率4.75%、2021年9月償還)価格は0.915下げ

83.45。2年債利回りは32bp上昇し7.64%。一時は7.923%ま で上げた。

独10年債利回りは前日比8bp上昇の2.27%。前週末比では 30bp上げた。

フランス国債

フランス国債は下落したものの反発して終了。同国政府が12月 1日に最大45億ユーロの国債入札を実施すると発表したことがきっ かけ。仏国債庁(AFT)のミルズ長官はこれより先に、今年の必要 調達額を既に満たしているため、国債入札は「必ずしも必須ではない」 と語った。

仏10年債利回りは3bp低下の3.69%。一時は3.75%まで 上昇した。

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