白川日銀総裁:国内金融システムは「全体として安定性を維持」

日本銀行の白川方明総裁は25日 午後、都内で開かれた全国証券大会であいさつし、欧州ではソブリン 問題をめぐる市場の緊張が続いているとし、株価は夏場以降、世界的 に振れの大きな展開を続けているものの、日本の金融システムは「全 体として安定性を維持」していると述べた。

白川総裁は一方で、欧州債務問題は円高や株安という形で国内に も影響を及ぼしており、「国際金融資本市場の動向が、わが国の金融資 本市場や金融システムに及ぼす影響について、細心の注意を払ってい きたい」と述べた。

日銀は16日開いた金融政策決定会合で、全員一致で現状維持を決 定した。白川総裁は同日の会見で、日本経済にとって「最大のリスク 要因は欧州ソブリン問題の今後の展開だ」と指摘。同問題は「既に世 界経済に大きな影響を与えているが、今後も欧州経済のみならず国際 金融資本市場への影響などを通じ、世界経済の下振れをもたらす可能 性がある」と述べた。

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