野村HD:日本で人員削減に着手、エクイティ業務で15人-関係者

野村ホールディングスが日本で人員 削減に着手したことが25日までに分かった。エクイティ業務に携わる 少なくとも15人を削減したもようだ。業績が低迷している同社では、 海外での人員整理はすでに表面化していたが、国内での具体的な削減が 明らかになったのは初めて。

事情に詳しい複数の関係者によれば、野村は先週末までにグローバ ル・マーケッツ部門で、セールストレーディングなど株式業務に関わる 従業員に退職を通告した。同部門では追加的な削減もあるという。投資 銀行部門でもリストラの可能性がある。また日本では現在のところリテ ール部門での削減計画はないという。

今月発表した第2四半期(7月-9月)決算は連結純損失が461億 円と10四半期ぶりの赤字に転落。米格付け会社ムーディーズが格下げ 方向で見直しに入るなど抜本的な経営改革が求められていた。86年の歴 史を持つ同社はマザー・マーケットで人員を削減する「聖域なき改革」 に着手した。

野村の菅井馨子広報担当は、削減人数などの詳細についてコメント を控えた。

野村はリーマン・ブラザーズのアジア・欧州事業の8000人を継承 して以降、12四半期累計の損失は4910億円に上った。今年の第2四半 期で海外部門は、米州、欧州、アジア・オセアニアが全て赤字。部門合 計の税引き前損失は過去6四半期で最大となった。

欧州、アジアの削減

経費削減の目標を従来の4億ドルから12億ドルに引き上げた野村 の中川順子執行役兼財務統括責任者(CFO)は、欧州危機などによる 環境悪化を受け事業を「適正なサイズになるよう見直している」とし、 経費削減の約60%は欧州で行う方針を表明。野村では欧州を中心に最大 400人を削減する計画が9月に明らかになっていた。

欧州ではフィクスト・インカム担当の8人を削減したことが先週ま でに明らかになっている。アジアではインドの投資銀行部門責任者だっ たニプン・ゴエル氏を含め、幹部3人の退社が判明している。

--取材協力: 上野英治郎 Editor: Kazu Hirano Hideki Asai

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