ブラックフライデーの支出は昨年と「ほぼ同程度」-アナリスト

シンシナティの2児の母、モ リー・ジョーンズさん(31)は1年前は失業中で年末の買い物を控 えていた。しかし最近、保険会社に職を得てその状況は一変した。

ジョーンズさんは「去年は本当に大変だったから、今年は子供た ちに沢山買ってあげたい」と、感謝祭当日から買い物ざんまいを始め た。まず衣料品大手ギャップ傘下のオールド・ネイビーに向かい、そ の後テレビを買うためにディスカウントストアのターゲットの前でキ ャンプして一夜を明かした。「はりきってるわ」とショッピング意欲は 非常に高い。

感謝祭翌日は1年で最大のショッピングデーとなる「ブラックフ ライデー」だが、その売り出しが例年になく早いスタートを切る中、 ミネソタ州ブルーミントンにある米最大のショッピングモール、モー ル・オブ・アメリカから高級ブティックも揃えたヒューストンのギャ レリアモールに至るまで、小売店は猛烈な安売り攻勢を仕掛けた。

世界経済の不確実性と雇用市場の低迷を背景に、不安にさいなま れる消費者の財布の紐を緩めようと小売店の安売りは、昨年以上の広 がりを見せている。

米市場調査会社NPDグループのアナリスト、マーシャル・コー エン氏は「客足が伸びているうえ、不安要因にもかかわらず消費者が ホリデーシーズンを楽しんでいるのはいい兆候だ」と話す。同氏はニ ューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの各州で店頭を観察 した後、「買い物客の支出は昨年と同程度」との判断を示した。

ブラックフライデー直前に発表されたブルームバーグ消費者信頼 感指数は先のリセッション(景気後退)以来の低水準に落ち込み、支 出するには時期が悪いと答えた家計の割合は過去最高に達した。同指 数は過去10週間のうち9週でマイナス50以下にとどまり、統計が 始まって以降の過去26年間で最悪となっている。

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