エジプト中銀:08年以来の利上げ、予想外-ポンド離れに歯止め狙う

エジプト中央銀行は、政策金利 の翌日物預金金利を引き上げることを決定した。利上げは2008年9 月以来。ムバラク政権崩壊に伴う混乱を受けたエジプト・ポンド離 れに歯止めをかける狙いだ。

エジプト中銀は24日にウェブサイトに掲載した発表文で、金融 政策委員会が翌日物預金金利を9.25%(従来8.25%)、翌日物貸出 金利を10.25%(従来9.75%)に、それぞれ引き上げると決定した ことを明らかにした。ブルームバーグ調査では、対象となった5人 のエコノミスト全員が据え置きを見込んでいた。中銀はインフレ見 通しに「上振れリスク」があり、不透明感が増していることを利上 げの理由に挙げた。

投資銀行CIキャピタルの調査担当共同責任者、モナ・マンス ール氏(カイロ在勤)は電話インタビューで、「政権崩壊以降、ドル 建て預金が大幅に増加しているため、中銀はエジプト・ポンド建て 預金を増やそうとしている」と指摘した上で、「今回の動きは驚きだ。 投資を促すために利上げは必要なく、投資環境にはマイナスとなる」 との見方を示した。

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