銀行が見捨てた欧州ジャンク級企業、起債による調達6倍に-ラザード

欧州のジャンク級(投機的格付 け)企業は銀行融資の引き締めやコスト上昇を受け、2007年以降に債 券市場での資金調達を6倍に拡大している、とラザードは指摘した。

ジャンク級企業による過去1年間の資金調達のうち債券発行によ る割合は29%と、07年の5%から増加した。投資適格級企業も債券 市場での調達を増やしており、その割合は14%から23%にほぼ倍増 した。

ラザードのマネジングディレクターで債券助言責任者を務めるマ イケル・グレイヤー氏(ロンドン在勤)は「債券市場にアクセスでき る借り手企業は起債している」と述べ、「変化が起きている」と指摘 した。

企業が銀行借り入れから起債にシフトしている背景には、金融危 機時の損失抑制を狙う規制に対応して銀行が高リスク企業向け融資を 絞り込んでいることがある。金融機関は9%の中核的自己資本比率達 成とソブリン債絡みの損失を緩和するため2年以内に7750億ユーロ (約80兆円)を超える資産圧縮を約束している。

ブルームバーグの集計データによると、欧州の投資適格級企業向 け融資の金利は指標金利に対する上乗せ幅が平均で91.6ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)と、2011年1-6月期の84.4bp から上昇している。

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