S&P:ノルウェー輸出金融公社を格下げ、EMTNデフォルトか検討

米格付け会社スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)は25日、ノルウェー輸出金融公社 (エクスポート・ファイナンス)を投資適格級の下から3番目とな る「BBB+」に格下げし、一段の引き下げ方向で見直しを続け ると表明した。事業縮小の決定と政府の支援引き揚げがユーロ市 場ミッドタームノート(EMTN)プログラムの条件に対してデフ ォルト(債務不履行)に相当しないかを検討するという。

ミッドタームノート(MTN)プログラムでは、あらかじめ定 められた条件と発行枠の中で社債を反復継続して発行することがで きる。

S&Pは輸出金融公社の長期カウンターパーティー格付け を「AA」から5段階引き下げ、「クレジットウオッチネガティ ブ」に設定した。

S&Pはクレジットウオッチ中に「政府の行動により輸出金融 公社の最重要事業が消滅したことに伴う債権者への影響」を見 直すと説明した。「この行動が輸出金融公社のEMTNプログラ ムの条件で定義されているデフォルトを引き起こしたかどうか を調査する」という。

EMTNプログラムの2010年の目論見書には、発行体企業が 「事業の大きな部分、または全て」を営まなくなった場合はデフォ ルトと見なされるとの条件がある。

輸出金融公社は今月、欧州連合(EU)の新資本規制に沿う ため融資を縮小する必要があると明らかにした。これに対しノル ウェー政府は同国の輸出企業を直接支えることを決定。輸出金融 公社は段階的に事業縮小することになった。格付け会社ムーディ ーズ・インベスターズ・サービスは今週先に、輸出金融公社をジャ ンク級(投機的格付け)に格下げしている。

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