再生可能エネルギー投資、初めて化石燃料抜く-温暖化対策に追い風

新規の発電施設への投資で、再生 可能エネルギーが初めて化石燃料を上回り、金融危機に伴う停滞と国 連の地球温暖化防止に向けた協議の行き詰まりの打開につながる兆し が示されている。

ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスが最新のデー タを利用して実施した算定によると、風力や太陽光、波力、バイオマ スによる発電事業に投資された資金は昨年、1870億ドル(約14兆 5000億円)に上り、天然ガスと石油、石炭向けの1570億ドルを上 回った。太陽光や風力発電装置の設置の加速で機器の価格が下落し、 クリーンエネルギーの石炭との競争力は高まっている。

国連環境計画(UNEP)のアヒム・シュタイナー事務局長はイ ンタビューで「再生可能エネルギーの進展は驚異的と言うほかない。 経済・金融危機のさなかに、投資は過去最高水準に達している」と指 摘した。

調査結果では、温暖化ガス削減に向けた世界的な合意が達成され ていなくても、世界は再生可能エネルギーの消費拡大へと移行してい ることが示唆されている。28日には南アフリカ共和国のダーバンで 第17回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP17)が開幕し、 190を超える国と地域の代表が集まって温暖化対策の新たな枠組みに ついて協議する。

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