ハンガリー、ジャンク級に格下げ-IMF支援要請でムーディーズ

欧州連合(EU)に加盟する東欧 諸国で最大の債務を抱えるハンガリーは、米格付け会社ムーディー ズ・インベスターズ・サービスの格付けで、15年ぶりに投資適格級を 失った。同国は市場での信用力回復に向けて国際通貨基金(IMF) に新たな支援を求めている。

ムーディーズは25日、ハンガリーの外貨・自国通貨建て格付け を従来の「Baa3」から1段階引き下げ、ジャンク級の「Ba1」 とした。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」に据え置いた。同社 は1996年にハンガリーに投資適格の格付けを付与していた。格付け会 社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーティ ングスは同国を投資適格級の一番下に格付けしている。

欧州債務危機の深刻化に伴い、ハンガリー政府は過去3カ月で国 債発行を2回中止し、8回の国債入札で発行規模を縮小した。同国の オルバン政権は17日、IMFに対し融資を伴わず条件も課さない「保 証」を求めた。

ムーディーズは発表資料で、「この日の格下げの第一の要因は、ハ ンガリー政府の財政再建と公共部門債務削減の目標達成能力をめぐる 不確実性だ」と説明。「ハンガリーの最近のIMFとEUへの支援要請 は、同国が直面している資金繰り難を示している」と付け加えた。

ハンガリーの通貨フォリントは過去半年間でユーロに対し14% 下落、主要通貨中最大の下げとなっている。14日には1ユーロ=

317.92フォリントと過去最安値を更新。日本時間25日午前7時39分 現在、313.82フォリントで推移している。

ハンガリーは2008年にIMF主導の支援を受け、EU加盟国で最 初の救済対象国となった。昨年の同国債務の対国内総生産(GDP) 比は81%で、東欧のEU加盟国で最大だった。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka +81-3-3201-2482 ashirotsuka@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 麗英二 Eiji Toshi +81-3-3201-2421 etoshi@bloomberg.net 記事に関する記者への問い合わせ先: Zoltan Simon in Budapest at +36-1-475-1181 or zsimon@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Balazs Penz at +36-1-475-1191 or bpenz@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE