フランス:財務省のブノワ・クーレ氏をECB理事に指名

フランス政府は同国財務省のチ ーフエコノミストであるブノワ・クーレ氏を欧州中央銀行(ECB) の理事に指名した。バロワン財務相が24日、電子メールで発表した。

同財務相はクーレ氏について、「金融と銀行の分野で必要な経験 と権威を兼ね備えている」と指摘した。辞任するイタリアのビニスマ ギ理事の後任として来年1月1日に就任するにはユーロ圏各国首脳か ら事前に支持を取り付ける必要がある。

フランスは先月のトリシェ前ECB総裁退任後に失った理事会で の発言権を、財務省ナンバー2であるクーレ氏(42)で取り戻すこと になる。ただ、クーレ氏の理事就任によって国債購入拡大に抵抗する ECBの姿勢に変化が見られることはなさそうだと、エコノミストら はみている。

エグザンヌBNPパリバのチーフエコノミスト、ピエールオリビ エ・ベフィ氏は、1人の就任で「ECBの世界観が変わることはない」 とした上で、支援拡大に対するECBの条件は必要な財政措置の実施 などだと話した。

クーレ氏の指名を見ると、フランスは中銀当局者に財務省職員を 起用する慣行を維持している。トリシェ前総裁とフランス銀行(中央 銀行)のノワイエ総裁はいずれも財務省出身。

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