パラモECB理事:債務危機収束に向け財政統合で大胆な措置を

欧州中央銀行(ECB)のゴン サレスパラモ理事は24日、欧州債務危機を収束させるためユーロ圏 の政治家が財政統合に向けて大胆な措置を取るよう促すとともに、政 治家はECBに依存すべきでないとの見解を明らかにした。

ゴンサレスパラモ理事は英オックスフォードで講演し、「各国政 府はECBに財政赤字の穴埋めを期待することはできない」と述べ、 「今こそ政治家は大胆かつ勇敢な態度を取るべきだ。60年前に始ま った一層緊密な統合に向けた一大プロジェクトを、できるだけ早期に 完了させねばならない」と語った。

ECBは、加盟国の政府支出を賄うために紙幣を印刷する「マネ タリー・ファイナンシング」を、創設の際の条約の規定によって禁止 されている。同理事はこの規定についてユーロ圏の利点だと述べ、 「政策当局者に適切な優先分野で改革努力に専心させることになり、 より緊密な経済・財政統合に向けた動機付けとなる」と指摘した。

同理事はさらに、ユーロ圏には一層の経済・財政統合が必要だと 述べ、財政・構造・金融政策をめぐる主権を欧州経済通貨同盟(EM U)のレベルに大幅に移行すべきだとの認識も示した。ECBの役割 については、物価安定とユーロの購買力の維持であり、各国政府の最 後の貸し手になることではないと強調した。

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