欧州株:下落-メルケル独首相がユーロ共同債に断固反対で

24日の欧州株式相場は下落。 ドイツのIfo経済研究所が同日発表した11月の独企業景況感指数 が予想に反して上昇したものの、メルケル独首相がユーロ共同債の発 行に引き続き反対姿勢を示したことが売り材料となった。

スイスの製薬会社ノバルティスやロシュ・ホールディングを中心 にヘルスケア関連銘柄が安い。一方、フランス・ベルギー系金融機関 デクシアは大幅高。両国政府が数日以内に同行向け保証で合意すると の見通しを仏当局者が明らかにした。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%安の219.98で終了。 前日までの5営業日で7.1%下げていた。イタリアやスペイン、フラ ンスの国債利回りが上昇し、債務危機封じ込めに欧州首脳らが苦戦し ているとの懸念が強まった。

アセナゴン(ミュンヘン)のチーフエコノミスト、マーティン・ ヒューフナー氏は「市場は『ノー』という答えに反応している」と指 摘。「向こう数カ月で株式相場は悪化し、何らかの手立てを講じなく てはならない水準に達するだろう」と予想した。

ストックス欧州600指数は、メルケル独首相がユーロ共同債に 断固反対の姿勢を示すと下げた。同首相は「私の立場に変わりはない」 と、フランスのストラスブールでの記者会見で語った。同会見にはフ ランスのサルコジ大統領とイタリアのモンティ首相も臨んだ。

同日発表の11月の独Ifo企業景況感指数は106.6と、前月 の106.4から上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト 40人の調査中央値では105.2への低下が予想されていた。

この日の西欧市場では、18カ国中13カ国で主要株価指数が下 落。ノバルティスは1.7%安の47.80スイス・フラン。ロシュは

1.3%下げ134.70フラン。ヘルスケア株指数は1.4%値下がりし、 ストックス欧州600指数を構成する業種別指数で最悪のパフォーマ ンスだった。デクシアは28%高の0.344ユーロで取引を終えた。

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