仏大統領、ECBへの圧力やめると合意-独首相とドラギ総裁の勝利

フランスは域内債務危機への 対応を強化するよう欧州中央銀行(ECB)に圧力をかけることをや めると約束した。ドイツおよびECBのドラギ総裁の抵抗に屈した格 好だ。

サルコジ仏大統領は24日、フランスのストラスブールでメルケ ル独首相、イタリアのモンティ首相とともに記者会見し、「ECBの ような機関について、同じ歴史を各国が共有していないのは事実だ」 とし、ECBの危機での役割について「コメントしないと言明するこ とには意味がある。われわれは前向きな妥協をした」と語った。

ドラギ総裁はECBが紙幣を増刷してユーロ圏の国債を買い支え ることを求めるフランスの要求を批判していた。メルケル首相もこれ を繰り返し拒否している。ドラギ総裁は18日に、危機へのそのよう な対応はECBの信頼性を危険にさらし、欧州通貨同盟に長期的な害 を与える可能性があると警告。メルケル首相も17日に、「ユーロの 弱点の問題をECBが解決できると政治家が考えるなら、それは決し て実現しないことが起こると自らを納得させようとしているにほかな らない」と語っている。

メルケル首相はこの日、検討されている欧州連合(EU)条約の 変更はECBを関わらせるものにはならないと述べた。「サルコジ大 統領が今述べたように、ECBは独立した機関だ。ECBの責任範囲 は金融政策と通貨の安定だ」と強調した。

サルコジ大統領は、ECBに関する合意はメルケル首相との長い 議論の結果であり、中央銀行などの問題についてドイツが決して越え ることのできない「一線」を理解するよう努めたと語った。

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