ウッドフォード氏:社長復帰は株主次第-菊川氏ら不在の役員会出席へ

来日中のオリンパス元社長のマイ ケル・ ウッドフォード氏は24日夜、英誌「エコノミスト」主催のイベ ントで、自身のトップへの復帰の可否は株主次第だと強調した。一方で 同社は、損失隠しの責任者である菊川剛・前会長兼社長ら3人が役員も 辞任したと発表。ウッドフォード氏は25日に、自身を解職した形の3 人が不在の取締役会に出席することになった。

ウッドフォード氏のトップ復帰には、一部株主や元役員から要望が 出ているが、同氏は「準備はある」としつつも、自身が「株主のまとめ 役ではない」「戻ることに執着していない」と語り、率先して復帰する 意思は無いとした。

一方、オリンパスはイベント開催中に、損失隠しの引責で会長兼社 長を辞任していた菊川剛氏、副社長を退いていた森久志氏と山田秀雄監 査役の3人が、24日付で役員も辞職したと発表した。ウッドフォード 氏は10月に社長を解職されたが、取締役にはとどまっている。

同氏は「過去の企業買収を調査したため解任された」と主張し、経 営陣刷新を求めてきた。オリンパスは24日夜に公表した高山修一社長 の従業員向け声明の中で、経営陣は「オリンパスの再生の途(みち)が 見えたら、いつでも職を辞す覚悟で任にあたっている」ものの、即時交 替は、上場維持の「瀬戸際」である現状で適切で無いとした。

ウッドフォード氏はまた、上場廃止は「社員や株主など、いかなる 関係者にとっても悪いこと」として反対の意思を強調。日本の当局が 「上場を維持しながら調査はしっかり続けるべきだ」と語った。

オリンパス株価は11日、解任前日の10月13日比で83%安の日中 安値424円を記録。その後は上場廃止を回避可能との見方から、上昇局 面に転じている。24日は3営業日連続で急上昇しストップ高(値幅制 限)水準となる前営業日比150円(17%)高の1019円で取引を終了し た。1000円台回復は今月7日以来。

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