ポルトガルをジャンクに格下げ、債務拡大・景気減速傾向で-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーテ ィングスは、ポルトガルの信用格付けを1段階引き下げジャンク級 (投機的格付け)とした。同国の債務が拡大し景気が減速する傾向に あることが理由。

フィッチの24日の発表文によると、ポルトガルの長期格付けは 「BB+」と従来の「BBB-」から引き下げられた。見通しはネガ ティブ。発表後にポルトガルの10年物国債利回りは一時16ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の11.47%となった。

フィッチはポルトガルの「財政収支不均衡の大きさ、全てのセク ターでの負債水準の高さ、マクロ経済の悪化見通しは、ソブリン債務 の質がもはや投資適格の格付けに適合しないことを意味する」と説明 した。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは7月に、 ポルトガルの信用格付けを投資適格の「Baa1」からジャンク級の 「Ba2」に引き下げた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) は3月に2回の格下げでポルトガルの格付けを「BBB-」にしてい る。BBB-は投資適格の最低。

コエリョ首相は欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から の総額780億ユーロ(約8兆円)の支援の条件達成に向け、歳出削 減と増税を推し進めている。2013年に財政赤字をEU規則の上限で ある国内総生産(GDP)の3%とすることを目指しているが、債務 は増加を続けピークの13年にはGDPの106.8%に達すると政府 は見積もっている。

EUの欧州委員会の予想では、ポルトガル経済は来年3%縮小す る見込み。

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