ウッドフォード氏:オリンパス問題の全容解明を確信-聴取後に

来日中のオリンパス元社長のマイ ケル・ ウッドフォード氏は24日、警視庁を訪れた後に記者団に対し、 同社の損失隠し問題について「当局が事実を明らかにすると確信してい る」と述べ、全容解明への期待感を示した。

同氏は日本の当局の捜査に協力するなどの目的で、10月の解任後 では初めて、23日に来日した。この日は警視庁に先立って東京地検や 証券取引等監視委員会も訪れ「資金の流れなど、基本的なことを聞かれ た」と語った。

同氏は「過去の企業買収を調査したため解任された」と主張し、経 営陣の刷新を求めている。オリンパスでは今月1日に発足した第三者委 員会の調査で、海外ファンドを使って 1990年代からの投資損失の計上 を先送りし、企業買収の費用で穴埋めしていたことが判明した。

東京地検の八木宏幸次席検事は24日午後の定例会見で、ウッドフ ォード氏の来庁や聴取について「そのような事実があったかコメントで きない」と述べた。

また、不正行為の内部告発で不当な配置転換を受けたとして係争中 である同社社員の浜田正晴さん(51)は24日のブルームバーグ・ニュ ースのインタビューで「今の取締役は全員辞めるべきだ」とウッドフォ ード氏を支持。「取締役が代われば社風も変わる」などと語った。

オリンパス株価は11日、解任前日の10月13日比で83%安の日中 安値424円を記録。その後は上場廃止を回避可能との見方から、上昇局 面に転じている。24日は3営業日連続で急上昇しストップ高(値幅制 限)水準となる前営業日比150円(17%)高の1019円で取引を終了し た。1000円台回復は今月7日以来。

取材協力:上野英治郎

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