ハンガリー政府、支援と引き換えにIMFに一段の譲歩か

ハンガリー政府は、金融支援と引 き換えに国際通貨基金(IMF)が提示する条件に関する立場を転換 する公算が大きい-。バークレイズやキャピタル・エコノミクスはこ う予想している。

ハンガリーのオルバン首相は先週、IMFに頼らないとしていた 従来方針を撤回し、支援を要請。米格付け会社スタンダード・アンド・ プアーズ(S&P)がハンガリーを投資不適格級に格下げする可能性 があるとしたことで、通貨フォリントが過去最安値となったことに対 応した。

キャピタル・エコノミクスの新興市場アナリスト、ニール・シェ アリング氏(ロンドン在勤)は、同首相がさらに方針を転換し、一部 業界に対する緊急課税を取りやめるなどの必要が生じる可能性がある と指摘した。

欧州債務危機の深刻化に伴い、ハンガリー政府は過去3カ月で国 債発行を2回中止し、8回の国債入札で発行規模を縮小。バークレイ ズの新興欧州・中東・アフリカ調査責任者クリスチャン・ケラー氏(ロ ンドン在勤)は、「経済主権」を侵害しないIMFとの取り決めを目指 すオルバン首相の主張が市場混乱の恐れによって後退を強いられる可 能性があると分析している。

同氏は22日の電話インタビューで、「ハンガリーが望むものと現 実的に得られるものとの間に利害の衝突があるように見える。資金調 達で深刻な課題がある」と述べた。フォリントは6月末以降、対ユー ロで14%下落。世界の通貨で2番目に大きな下落率となっている。

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