【テクニカル分析】豪ドル、15カ月ぶり安値0.87米ドルへ下げ加速も

みずほコーポレート銀行市場営 業部の田中宏幸チーフテクニカルアナリストによると、オーストラリ ア・ドルは対ドルで下落が加速、今後2週間程度で昨年8月以来の安値 水準となる1豪ドル=0.87米ドル台まで下がる可能性があるという。

田中氏は、豪ドル相場について「下で見ている」とした上で、まず は週ベースの一目均衡表の雲を下回って週を終えるかどうかがポイント だと指摘。雲を引けベースで下回れば、10月4日に付けた安値 (0.9388米ドル)を試す展開となり、さらに同水準を割り込めば、豪 ドルの上昇局面が始まる前の昨年8月下旬の水準、0.87米ドル付近ま で「2週間程度で行っても全くおかしくない」と分析している。

ブルームバーグ・データによると、週ベースの一目均衡表で2本の 先行スパンから成る「雲」の下限は今週0.9548米ドルにあり、来週は

0.9664米ドルへ切り上がる。豪ドルは10月27日に8週間ぶり高値の

1.0753米ドルを付けた後、下落に転じ、今月23日には0.9664米ド ルの安値を付けた。

田中氏は、0.93米ドルや0.94米ドルといった水準は豪ドルの上 昇トレンドを確認した水準であるため、「マーケットは非常に重視する 」と指摘。同水準で豪ドルが下げ止まらなければ、「0.8米ドルも考え なければいけないと考えるはずだ」とみている。

豪ドルは昨年8月25日に0.8771米ドルの安値を付けた後、上昇 基調が強まり、今年7月には変動相場制移行後の最高値1.1081米ドル を付けた。11月25日朝のアジア市場では0.9730米ドル前後で推移し ている。

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