北極海の氷が「前例のない」割合で縮小、気候変動が原因か-研究

北極海の氷が過去1000年以上の間 で「前例のない」割合で消えつつあるという研究が発表された。研究 は、その原因が人間が影響を与えている気候変動にあることを示唆し ている。

英科学誌ネイチャーに24日発表された研究によると、過去数十年 の傾向は、近い将来に北極で夏季に氷が消滅する可能性を示唆してい る。海氷の面積の縮小は過去1450年間で期間の長さや規模の大きさに おいて他に例がなく、温室ガスが温暖化の原因になっている可能性が あるという。

米国立雪氷データセンターによると、北極海の氷は毎年夏に溶け て寒くなると拡大するが、今年は面積が433万平方キロメートルと、 1979年以来2番目に小さい規模に縮小した。これまでの海氷の減少も 同様のペースで起きていたが、溶解の規模はこれまでに匹敵するもの がないと、研究者は指摘している。

この研究に携わったチリの乾燥地域研究センターの地理学者、ク リストフ・キナード氏は電話インタビューで、「衛星から見えるこの継 続的な減少は、確かに異常と思える」と指摘。「この傾向が今後も続く ことを示している」と述べた。

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