モンティ伊首相、独仏に財政赤字目標緩和を要請の可能性-24日に協議

イタリアのモンティ首相はドイツ のメルケル首相とフランスのサルコジ大統領に対し、欧州経済が足踏 み状態に陥る中で、ユーロ圏の財政赤字目標を緩和して成長を後押し することを求めるもようだ。

先週、新政権を発足させたモンティ首相は、24日にフランスの ストラスブールで開かれる昼食会で「新しい構想」を打ち出すよう求 められていることを明らかにした。昼食会終了後の現地時間午後2時 (日本時間同10時)には記者会見が予定されている。モンティ首相 は、イタリアが金融危機にのみ込まれないように、経済成長と厳格な 財政規律の両方を追求する姿勢を表明している。

モンティ首相は22日、欧州連合(EU)の行政執行機関である 欧州委員会のバローゾ委員長とEUのファンロンパイ大統領との会談 後に「構造改革を通じて財政規律と成長を追求することに矛盾はない」 と発言。「財政面の安定性は実際に経済成長拡大で支える必要がある」 と強調した。

ベルルスコーニ前伊首相が独仏首脳との会合に出席を要請される ことが少なかったことを踏まえると、この日の協議にモンティ首相が 参加することは一つの転換を意味する。ただ独仏両国は、イタリアや 動揺している他のユーロ参加国の債券下支えで、欧州中央銀行(EC B)が果たす役割をめぐって対立している。

ペクレス仏予算相は23日にパリで、「フランスとしてはモンテ ィ首相に支援の手を差し伸べたい」と語った。同相はユーロ圏支援で ECBが「全面的な役割」を果たすよう求めている。

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