米シティのローズ上級顧問:金融市場は非常に不安定-通貨戦争で

米銀シティグループのウィリアム・ ローズ上級顧問は、各国が自国通貨高の抑制で輸出競争力を維持しよ うと競う中、金融市場は「非常に不安定」になっていると指摘した。

同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ある意 味で通貨戦争の渦中にあると言える。貿易面での競争力低下につなが るため、どの国も自国通貨が上昇し過ぎるのを回避したがっているた めだ」と語った。

スイス国立銀行(SNB、中央銀行)は9月、スイス・フランの 上昇抑制と輸出支援を目的にフランの対ユーロ相場の上限を1ユーロ =1.20フランに設定。フランスのカンヌで今月開催された20カ国・ 地域(G20)首脳会議(サミット)は、「市場原理に基づく為替システ ムへのより迅速な移行」を確認するとともに、人民元の柔軟性向上に 向けた中国当局の「決意」を歓迎した。

ローズ氏は欧州債務危機について、域内には困難から脱却するた めのリーダーシップが欠如していると指摘。「リーダーシップとは計画 を策定し、これを適切な時間枠で実行することだ」とし、「そうしなけ れば危機は広がる」と付け加えた。

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