UBS:リスクのないユーロ圏の国債はない-エルモッティCEO

スイス最大の銀行UBSのセルジ オ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は、ユーロ圏のソブリン 債危機が拡大する中、域内のどの国の国債もリスクがないとは見なし ていないことを明らかにした。

同CEO(51)は先週、ニューヨークでインタビューに応じ、「リ スクフリーという概念はもはやない。私が今、リスクウエートをゼロ と見なす資産はスイス国債だけだ」と述べた。

ドイツが23日実施した10年物国債入札は札割れとなり、危機が ユーロ圏の中核国にも波及していることが示された。欧州の政策当局 が市中銀行に対し保有するギリシャ国債の損失を受け入れ、自己資本 比率を高めるよう促して以後、銀行各行はソブリン債の売却を進めて いる。

欧州銀行監督機構(EBA)はストレステスト(健全性審査)後、 債務危機に対処するため導入される一段と厳しい資本規制の下で総額 1060億ユーロ(約11兆円)の資本増強が必要になると発表している。

エルモッティCEOは、「実際のところEBAのストレステストは 偽善行為だ。国債のリスクウエートをまだゼロとしているが、ストレ ステストではヘアカット(債務減免)を求めるつもりであり、つまり リスクウエートゼロはもはや存在しないことを意味する」と語った。

ストレステストの対象ではないUBSは先週、2012年半ばまでに 狭義の中核的自己資本比率を最低でも9%とするよう求めるEBAの 基準について、同行は容易に超えると表明した。

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