英銀バークレイズ、アービトラージ部門をスピンオフへ-関係者

英銀バークレイズは、フィリッ プ・ローゼンストラッチ氏率いるキャピタル・アービトラージ部門を ヘッジファンドとして来年1月1日付でスピンオフ(分離・独立)す る。同行と他の投資家が約1億5000万ドル(約120億円)の資金を 提供する。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

情報は非公開だとして同関係者が匿名で語ったところによると、 ヘッジファンドは「ポメロ・キャピタル」の名称で、本拠をニューヨ ークに置く。ローゼンストラッチ氏(40)と5人の部下は、債券デ リバティブ(金融派生商品)取引で価格のゆがみを利用して利益を得 るリラティブ・バリュー戦略を採用する。来年末までに約5億ドルの 調達を目指すという。

同関係者によると今回のスピンオフは、銀行の自己勘定取引を規 制する金融規制改革法(ドッド・フランク法)の「ボルカールール」 がきっかけとなっている。

ローゼンストラッチ氏は米ヘッジファンド、タレク・インベスト メンツの元ポートフォリオマネジャー。バークレイズではキャピタ ル・ストラクチャー・アービトラージのポートフォリオをニューヨー クで5年間運用。運用成績は毎年プラスで、2008年には20%を記録 している。同関係者によると、今年はこれまでに7%のプラスだとい う。

バークレイズの広報担当者はスピンオフについてコメントを控え た。

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