【個別銘柄】野村、中国関連、オリンパス、高島、菱ガス化、群栄化

きょうの日本株市場で、価格変動 材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

野村ホールディングス(8604):前営業日比5.5%安の224円。米 KKR、TPGキャピタルなどのプライベートエクイティ(未公開株) 投資会社に野村不動産ホールディングス(3231)と野村総合研究所 (4307)の売却について打診したことが分かった、と英紙フィナンシ ャル・タイムズが22日に報じた。また24日付の朝日新聞朝刊は、野 村HLDが人員削減数を従来の380人から1000人規模に増やすことが 分かった、と報道。業績不振が深刻とみられ、売り圧力が高まった。 野村不HDは0.5%安の1110円、NRIは6.4%安の1593円。

中国関連株:コマツ(6301)が4.1%安の1818円、ファナック(6954) が3.3%安の1万1850円など。英HSBCホールディングスなどが23 日に発表した11月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は、

48.0と10月の51.0から悪化、2009年3月以来の低水準となった。同 指数は、50が製造業活動の拡大・縮小の境目を示す。中国の景気減速 懸念が高まり、中国での利益依存度の高い銘柄に売りが膨らんだ。

オリンパス(7733):150円(17%)高の1019円でストップ高。 ゴールドマン・サックス証券が22日、関東財務局に提出した大量保有 報告書で開示したところによると、同社はグループ3社でオリンパス 株式を6.67%保有した。一方、同社社長を解任されたマイケル・ウッ ドフォード氏が23日、捜査当局の捜査に協力するため解任後初めて来 日。25日には同社の取締役会に出席する。買い手の存在が材料視され たほか、損失隠し問題の収束を見込む買い圧力が増した。

資源関連株:三菱商事(8058)が2.9%安の1491円、三井物産 (8031) が2.9%安の1121円、国際石油開発帝石(1605)が1.7%安の48万円。 ドイツ国債の入札低調を受け欧州債務不安が高まったほか、米製造業 耐久財受注が減少したことで景気回復期待が後退し、23日のニューヨ ーク商業取引所の原油先物は1.9%安の1バレル=96.17ドルと下げ た。関連企業の収益にマイナスに働くとみられた。

高島(8007):29%高の194円で東証1部の上昇率1位。丸紅と共 同で、太陽電池メーカー大手のJAソーラー・ホールディングス(本 社:上海)と提携し、日本家屋向けに独自の太陽光発電システムを販 売すると24日に発表。14年度には全国の新築戸建て住宅向け太陽光 発電システム市場で10%のシェアを獲得することを目指すとし、今後 の収益貢献を期待する買いが膨らんだ。サニックス(4651)、三晃金属 工業(1972)など低位の太陽光関連銘柄も連想買いの動きで急伸。

三菱ガス化学(4182):7%安の427円。シティグループ証券は 22 日付で、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。PC樹脂や フィルム、イソフタル酸など主力製品の需要減速と競争激化で、収益 悪化に拍車がかかると指摘。12年3月期の営業利益予想を240億円か ら100億円に減額した。

群栄化学工業(4229):12%安の163円。オリンパスの不透明なM &A(企業の合併・買収)によって子会社化された国内3社の株式を 購入していた別の上場企業の存在が浮かび、それが群栄化だと24日に 日経ビジネスオンライン版が報じた。群栄化では14日、ホームページ 上で「過去の有価証券投資に関するご報告」としたニュースリリース を公表している。この中で、純投資として当社の業績に資するものと 判断して投資を行ったとし、投資した3社およびオリンパスとの間に は、この投資による株主と発行会社という関係、および同一の発行会 社の株主同士という関係以外に報告すべき関係はない、としていた。

東邦ホールディングス(8129):5.5%安の1009円。同社は22日、 6月28日に決議した自己株式の取得総額が21日までに39億8821万 とほぼ上限額(40億円)に達したとし、買い取りを終了すると発表。 株式需給改善への期待が一巡した。

コナミ(9766):3.1%安の2084円。JPモルガン証券は22日、 投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価を2800 円から2500円に引き下げた。国内ソーシャルゲーム市場の競争激化に より、ヒットタイトルの寿命期間が短縮傾向にあると指摘している。

ミツミ電機(6767):3.3%安の465円。ゴールドマン・サックス 証券は22日、目標株価を540円から520円に引き下げた。同社はゲー ム向け需要の長期低迷と、価格プレッシャーで来期も赤字脱出は困難 とし、13年3月期の営業損益予想を20億円の赤字から40億円の赤字 に、14年3月は1億円の黒字から10億円の赤字に見直した。

オムロン(6645):3.7%安の1580円。独立系調査会社のTIWは 22日、12年3月期の営業利益予想を550億円から460億円に下方修正 した。中国向けの減速など主力の制御で停滞感は否めず、マクロ経済 動向をにらみつつ、モメンタムを待つ状況が続くとの見方を示した。

明電舎(6508):3.6%安の266円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券は22日、目標株価を400円から287円に引き下げた。国内景 気減速を考慮したとし、13年3月期の営業利益予想を86億円から80 億円に、14年3月期を100億円から87億円に引き下げた。

伊藤忠商事(8001):2.5%安の736円。米投資ファンドなどと組 み、総額70億ドル(約5400億円)で米石油・ガス会社サムソン・イ+ ンベストメントを買収する、と23日付の日本経済新聞朝刊が報道。サ ムソンは、シェールガスの豊富な権益を持ち、15年以降に液化天然ガ スとして日本などへの輸出を目指すという。目先の買収負担などを懸 念する売りに押された。

積水化学工業(4204):1.4%高の576円。中期計画を見直し、14 年3月期の海外売上高比率を30%と前期実績(20%)に比べ10ポイ ント引き上げる方針、と23日付の日経新聞が報道。従来の計画は26%。 自動車用材料などの海外生産を増やし、円高への抵抗力を高めるとい う。今後の経営効率化を見込む買いが先行した。

JFEホールディングス(5411):1.7%安の1253円。JFEスチ ールの10-12月期粗鋼生産量が10月下旬時点の想定より30 万トン 減少する見通し、と23日付の日経新聞が報道。タイの洪水被害や世界 景気の後退などで鋼材需要が減っているといい、厳しい業況を懸念す る売りに押された。

西松屋チェーン(7545):2.6%安の558円。気温が高めに推移し たことで冬物の売り上げが伸び悩み、衛生用品やベビーラックなども 軟調で、11月度の既存店売上高(速報)は前年同月比13.9%減だった、 と22日に発表。9-11月期(第3四半期)では前年同期比6.9%減。 低調な販売状況を懸念する売りが先行した。

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