米ウエスタンDの日立HDD部門買収、EUが承認-条件付きで

欧州連合(EU)は、米ハードデ ィスク駆動装置(HDD)メーカーのウエスタンデジタル(WD)に よる日立製作所のHDD部門の買収を条件付きで承認した。競争上の 懸念を解消するため、WDはHDD生産事業の一部を売却する。

EU行政執行機関の欧州委員会は電子メールで23日配布した資 料で、WDが3.5インチHDDにとって「欠くことのできない事業資 産」である生産工場や関連する知的財産権を売却することに同意した と説明。EU当局が認める適切な買い手を見つけるまでの間、WDは 日立のHDD事業部門、日立グローバルストレージテクノロジーズの 持ち株会社である「ヴィヴィティテクノロジーズ」の買収を完了する ことはできないとしている。

欧州委のアルムニア副委員長(競争政策担当)は「提案された事 業資産の売却によってHDD業界の競争の十分な回復が確保される」 と指摘。同委は今回の一部事業売却によって、WDの競争相手がシー ゲート・テクノロジーだけになるという懸念が払しょくされたとの見 解を示した。

シーゲートは先月、サムスン電子のHDD事業買収についてEU の承認を得ており、これら2つの買収によってコンピューター向けH DDの大手メーカーの数は5社から3社に減る。調査会社IHS傘下 のアイサプライによれば、WDのシェアは50%、シーゲートは40%、 東芝は約10%となるという。

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