ゴールドマン債などリスク上昇、MFグローバルで警戒-銀行間も緊張

ゴールドマン・サックス・グル ープやモルガン・スタンレーなど、米国の銀行と証券会社の社債保証 コストが上昇している。欧州国債への投資があだとなってMFグロー バル・ホールディングスが破綻したことで懸念が高まったほか、欧州 ソブリン債危機の影響で銀行間市場の資金コストも上昇している。

CMAとブルームバーグのデータによると、モルガン・スタンレ ー債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドは 今月、47ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。ゴ ールドマン債のCDSスプレッドは39bp上昇。いずれも10月第1 週に付けたリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻以降の最高 に近づいている。ジェフリーズ・グループのCDSスプレッドは先週、 経営難企業の水準に達した。

金融機関は保有ソブリン債からのリスクは対応可能として市場の 懸念払拭に努めるが、CDSスプレッドと社債利回りは上昇し、銀行 間市場の貸し渋りの目安であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR) とオーバーナイト・インデックス・スワップ(翌日物無担保コールレ ートと固定金利を交換する金利、OIS)のスプレッド(LIBO R・OISスプレッド)も2009年6月以来で最大となっている。

ニューバーガー・バーマンで運用に携わるデービッド・ブラウン 氏は「MFグローバルの破綻を受けて、市場は金融機関やそれに関す る予想外の事態への警戒態勢を崩していない」と話した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 金融債のプレミアム(上乗せ利回り)は今月に入り77bp拡大し391 bp。これに対し投資適格社債全体は39bpの拡大にとどまり261b p。

3カ月物ドル建てLIBORが低下したのは過去3カ月で1日の み。英国銀行協会(BBA)によれば22日は0.5%に達し、LIB OR・OISスプレッドは40.1bp(8月は12.4bp)となった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE