ドイツ銀:資産運用部門の選択肢検討、売却も-資本強化圧力の中

独銀最大手のドイツ銀行は、資 産運用部門についてあらゆる選択肢を検討している。欧州の大手銀行 が資本強化を迫られる中で戦略を模索する。

ドイツ銀は22日、投資信託部門DWSのドイツ、欧州、アジア 事業を除いた世界の資産運用事業について「最近の規制変更や関連コ スト、競争環境の変化が事業にどう影響しているかに焦点を」見直す と発表した。

来年5月で退任するヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CE O)は投資銀行事業への依存を減らすことを目指し、資産運用事業と 個人向け銀行事業を強化してきたが、メディオバンカのロンドン在勤 アナリスト、クリストファー・ウィーラー氏はDWSを除いた資産運 用部門を売却した場合45億ドル(約3500億円)を調達し資本状況を 改善できると指摘する。

同氏は、ドイツ銀が「資本問題への対応を検討しているのだろう」 として、「圧力が高まっているに違いない」と述べた。同氏はドイツ 銀の資本必要額を100億-150億ユーロ(約1兆400億-1兆5600 億円)と見積もっている。

ドイツ銀のウェブサイトによると、資産運用部門の9月末時点の 運用資産は5160億ユーロ、3月末は5290億ユーロだった。同部門に は機関投資家向けのDBアドバイザーズ部門とリテール(小口)投資 家向けのDWS部門、不動産投資部門のRREEFを含む代替投資部 門、ドイチェ・インシュアランス・アセット・マネジメント部門があ る。

ドイツ銀はDWSのドイツ、欧州、アジア事業をそれぞれの地域 でのリテール事業の中核と位置付けているが、DWSの米州部門を含 めた他の全ての資産運用事業について見直すと広担当報のクラウス・ ウィンカー氏が述べた。

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