11月22日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎NY外為:円が対ユーロで下落、安全資産の需要弱まる

ニューヨーク外国為替市場では円が対ユーロで下落。政策当局が 欧州ソブリン危機への対策を進めているとの観測が広がり、安全資産 の需要が弱まった。

ユーロは対ドルで上昇。国際通貨基金(IMF)が外的ショック に直面する国々の流動性需要に配慮し、信用枠プログラムを改正した ことが背景にある。格付け会社が米国の格付けを引き下げなかった一 方、第3四半期の米実質国内総生産(GDP)は予想を下回る増加率 となった。こうした材料を背景にユーロはもみ合う場面もあった。ド ルは米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公開された後も軟 調に推移。カナダ・ドルは同国最大の輸出品目である原油の価格上昇 を背景に値上がりした。

テンパス・コンサルティングの資本市場担当シニアバイスプレジ デント、グレッグ・サルバッジオ氏(ワシントン在勤)は「IMFの ニュースに反応してユーロが対ドルで上昇した。この材料が効いてい る間は、1ユーロ=1.35ドルを下回るほどに押し下げる要因は何もな い」と指摘した。

ニューヨーク時間午後3時36分現在、ユーロは円に対して前日 比0.3%高の1ユーロ=103円99銭。対ドルでは0.2%上げて1ユ ーロ=1.3513ドル。一時0.6%高まで上昇したが、0.1%安に下げ る場面も見られた。ドルは円に対して0.1%上げて1ドル=76円97 銭となっている。

欧州委員会のバローゾ委員長はイタリアのマリオ・モンティ新首 相率いる内閣について、財政赤字の縮小や景気の底上げに成功すると 期待していると発言。これを受けてユーロは上昇した。バルニエ委員 (域内市場・金融サービス担当)は、銀行破綻時の債権者の評価損計 上に関する法案の詰めに入っていることを明らかにした。

IMF融資プログラム

IMFは22日、新たに導入する「予防的流動性枠(PLL)」 について、経済が強固でありながら短期流動性を確保する必要性に迫 られた国が活用できる制度と説明した。

欧州銀行のドル調達コストは7日ぶりに低下。前日は3年ぶり高 水準を付けていた。ブルームバーグがまとめたデータによれば、銀行 がユーロ建ての支払いをドル建てにスワップする際のコストを示す3 カ月物クロス通貨ベーシススワップは、欧州銀行間取引金利(EUR IBOR)を1.34ポイント下回った。

シュナイダー・フォーリン・エクスチェンジの市場分析責任者、 スティーブン・ガロ氏(ロンドン在勤)は「IMFと中央銀行は流動 性不足への対応や支援で一層の介入を行う可能性があるが、まだバズ ーカ砲と呼べるものではない」とし、「上位の欧州銀行が高いコストを 払ってドルを調達しており、為替スワップ市場を利用することも厭わ ない。欧州中央銀行(ECB)から借り入れていると知られ、悪評が 立つことを避けたいからだ」と解説した。

米格付け据え置き

米商務省が22日に発表した2011年第3四半期(7-9月)の 実質GDP改定値は前期比年率2%増と、速報値の2.5%増から下 方修正された。

カナダ・ドルは米ドルに対して0.2%高の1米ドル=1.0377 加ドル。イランに対する制裁強化やエジプトの反政府運動の高まり を背景に原油供給が滞るとの懸念が広がり、原油価格は4日ぶり上 昇。これを受けてカナダ・ドルは対ドル主要取引通貨の中で最も上 げた。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、前 日の議会超党派特別委員会で財政赤字削減の合意が達成されなかっ たことについて、米国の格付け「AA+」に影響はないとし、見通 しは「ネガティブ」を維持すると発表した。ムーディーズ・インベ スターズ・サービスも米格付けを「Aaa」、見通しは「ネガティ ブ」で据え置いた。

◎米国株:下落、GDP下方修正が追加緩和期待を相殺

米株式相場は下落。S&P500種株価指数は5営業日続落と、ほ ぼ4カ月ぶりの長期連続安となった。金融当局による追加緩和の可能 性が示唆されたものの、7-9月(第3四半期)の経済成長率改定値 が速報値から下方修正されたことが重しとなった。

ダウ工業株30種平均では、アルミ生産のアルコアや銀行バン ク・オブ・アメリカ(BOA)が安い。ダウ輸送株平均は1.1%下げ た。スープ製品メーカーのキャンベル・スープは、売上高が予想を下 回ったことが嫌気され下落。オンラインや郵送でのDVDレンタルサ ービスを手掛けるネットフリックスも値下がり。4億ドル相当の株式 および転換社債の売却で合意したことに反応した。

S&P500種株価指数は前日比0.4%安の1188.04。過去5 営業日の下落率は5.6%となった。ダウ工業株30種平均は前日比

53.59ドル(0.5%)下げて11493.72ドル。

パイオニア・インベストメンツの運用担当者、ジョン・キャリ ー氏は「経済成長は依然として緩慢だ」と指摘。「金融および財政面 での刺激策が大きな効果を示したという証拠は見当たらない。市場で は欧州をめぐる懸念が続いている。来年を見据える中で、欧州や米国 で何が起きているのかという懸念が広がりつつある」と述べた。

米商務省が発表した第3四半期実質国内総生産(GDP、季節調 整済み、年率)改定値は前期比年率2%増と、速報値の2.5%増から 下方修正された。午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC、 11月1-2日開催)の議事録によると、一部のメンバーは追加緩和 を検討すべきとの認識を示した。これに反応し、株価は一時上昇に転 じる場面もあった。

「新たなバズーカ砲」

国際通貨基金(IMF)は、外的ショックに直面する国々が融資 を申請しやすくするため、信用枠プログラムを改正した。欧州での債 務危機解決が難航しているためだ。またメルケル独首相率いるキリス ト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の幹部で金融問題広報を担当 するミヒャエル・マイスター議員はこの日、ベルリンからの電話イン タビューで「新たなバズーカ砲の持ち合わせはない」として、「現在 の政策に代わる策はない」と言明した。

ハンティントン・アセット・アドバイザーズのシニアファンドマ ネジャー、ピーター・ソレンティーノ氏(シンシナティ在勤)は電話 インタビューで、「IMFは未解決の問題があると認識しており、流 動性の危機に発展しないよう可能な措置を講じようとしている」と述 べた。

銀行株が安い

経済成長をめぐる懸念からモルガン・スタンレー・シクリカル指 数は0.8%安。KBW銀行指数は1.3%下げた。BOAは2.2%安 の5.37ドル。アルコアは2.2%安の9.26ドル。

キャンベル・スープは5.3%安の31.84ドル。ブルームバーグ のデータによれば、同社の8-10月(第1四半期)の売上高は21 億6000万ドルと、アナリスト予想の平均を2.4%下回った。

ネットフリックスは5.4%安の70.45ドル。テクノロジー・ク ロスオーバー・ベンチャーズは2億ドル相当のネットフリックスのゼ ロクーポン優先転換社債(2018年償還)、T・ロウ・プライス・ア ソシエーツのファンドは同額相当の株式をそれぞれ購入する。

◎米国債:上昇、10年債利回りは6週ぶり低水準付近

米国債相場は上昇。欧州危機の波及が世界の経済成長を減速させ るとの懸念が米国債の買いにつながった。午後に実施された5年債入 札(350億ドル)では最高落札利回りが過去最低だった。

30年債利回りは6週間ぶりの低水準まで低下。連邦準備制度に よる「オペレーション・ツイスト」の一環で、ニューヨーク連銀がこ の日30年債を購入したのが手掛かりだった。5年債入札の最高落札 利回りは0.937%と、過去最低。ブルームバーグ・ニュースがまと めた入札直前の予想は0.951%だった。10年債利回りは低下。朝方 発表された第3四半期の米国内実質総生産(GDP)改定値が速報値 から下方修正されたことに反応した。

ウィリアムズ・キャピタル・グループの債券取引責任者、デビ ッド・コード氏は、「大規模な質への逃避で資金が国債に流れている。 特に欧州動向が注目されている」と述べ、「米国経済への懸念も再燃 した」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時 間午後5時現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)下げて1.92%。同年債価格(表面利率2%、 2021年11月償還期限)は11/32上げて100 3/4。10年債利回 りは一時1.917%と、10月6日以来の低水準を記録した。

既発5年債利回りは3bp低下して0.87%。30年債利回りは 6bp下げて2.88%。

ニューヨーク連銀はこの日、「オペレーション・ツイスト」の 一環として2017年から19年に償還期限を迎える米国債50億ドル を購入したほか、償還期限2036年から41年の米国債25億4000 万ドルも購入した。

5年債の入札

これまでの5年債入札で過去最低の落札利回りを記録したのは 9月の1.015%。10月は1.055%だった。

この日の入札で、投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.15 倍と5月以来の高水準、過去10回の平均値2.83倍を上回った。

外国の中央銀行を含む間接入札の落札全体に占める比率は

45.3%と、過去10回の平均値42%を上回った。プライマリーディ ーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入札の落札比率は

9.6%となった。過去10回の平均は11.2%。

財務省はこの日と前日のを含めて今週、合計990億ドルの入札 を実施する。23日には7年債(290億ドル)入札を実施する。

GDP改定値は下方修正

米商務省が発表した第3四半期GDP(季節調整済み、年率) 改定値は前期比年率2%増と、速報値の2.5%増から下方修正され た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値 では2.5%増が見込まれていた。

米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とムー ディーズ・インベスターズ・サービスは21日、米議会の超党派特別 委員会が財政赤字削減に関する合意不成立を発表した後、米国の格付 けを引き下げないことを明らかにした。

米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員 会(FOMC、11月1-2日開催)の議事録によると、一部のメン バーは追加緩和を検討すべきだとの認識を示した。議事録公表後も米 国債はほぼ変わらずで推移した。

◎NY金:反発、欧米の債務問題で買い-1700ドル台回復

ニューヨーク金先物相場は反発。米国と欧州の債務問題から価値 保存手段としての金需要が高まった。

米議会の超党派委員会は財政赤字の緊縮策で合意に至らなかった。 欧州の信用危機が悪化し、今月は世界的に株安となっている。金に裏 付けされた上場投資信託(ETF)の金保有高は21日に過去最高と なった。

カントリー・ヘッジング(ミネソタ州セントポール)のアナリス ト、スターリング・スミス氏は電話インタビューで、「財政赤字協議 をめぐる不透明感は長期的に買い材料だ」と指摘。「現物需要が増え ている」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前日比1.4%高の1オンス=1702.40ドルで終了した。

◎NY原油:反発、新たなイラン制裁で地政学的リスクを意識

ニューヨーク原油先物相場は反発。新たなイラン制裁とエジプト 政情不安で原油供給に障害が生じるとの観測が高まり、4営業日ぶり に上昇した。

イランの核開発プログラムに抗議し米英とカナダが追加的な制裁 措置を発動したことを受け、原油先物は買い進まれた。治安部隊とデ モ隊との衝突で死傷者が出たことを受け、内閣が総辞職したエジプト では、首都カイロのタハリール広場での抗議活動が5日目を迎えた。

ソシエテ・ジェネラルの石油市場リサーチ責任者のマイケル・ウ ィトナー氏は、「イランに新たな制裁が敷かれ、カイロでは再び暴動 の事態となっており、この市場に影響を与える地政学的リスクがあら ためて意識されている」と指摘。「地政学リスクは決して消えるこ とはなく、隅に押しやられていた。それが前面に戻ってきた」と続け た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物1月限は前日 比1.09ドル(1.12%)高の1バレル=98.01ドルで終了。この 日のレンジは96.55ドルから98.70ドル。

◎欧州株:続落、ユーロ圏借り入れコスト上昇で-コメルツ急落

22日の欧州株式相場は続落。ストックス欧州600指数は前日 に3週間ぶり大幅安となっていた。米国の格付けは議会の超党派特別 委員会で財政赤字削減に関する合意が不成立となった後も維持された が、ユーロ圏の借り入れコストは上昇し、これが嫌気された。

フランス・ベルギー系金融機関デクシアを中心に銀行株が安い。 ベルギー債利回りは2008年以来の高水準となった。ドイツのコメル ツ銀行は15%下落。追加の資本増強が必要になる可能性があるとの ロイター通信の報道が手掛かり。フィンランドの携帯電話メーカー、 ノキアも下げた。スマートフォン(多機能携帯端末)の出荷が予想を 下回ったと懸念された。一方で、英ブリティッシュ・ランドなど不動 産銘柄は高い。

ストックス欧州600指数は前日比0.7%安の223.27で終了。 米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とムーデ ィーズ・インベスターズ・サービスが米国の格付けを引き下げなかっ たことを好感し、1%上昇する場面もあった。

RCMのルーシー・マクドナルド最高投資責任者(CIO)はブ ルームバーグテレビジョンで、「状況は白黒はっきりしているかのよ うに指摘されるが、実情はもっと複雑だ」と指摘。「これこそが問題 であり、変動性をもたらす原因になっている。起こり得るシナリオが 幾多もある」と付け加えた。

ストックス欧州600指数は21日、米議会の超党派委員会が財 政赤字削減で合意できないもようとなって米格下げが懸念されたこと から、1日以来の大幅安を演じていた。しかし、S&Pもムーディー ズも合意不成立の発表後にそれぞれ格付けを維持した。

22日実施されたスペインの入札では、3カ月物証券の平均落札 利回りが前回入札時の2倍余りとなり、2年債利回りが上昇。ベルギ ーの10年債利回りは5%を上回り、ユーロ圏危機拡大懸念が広がっ た。この日の西欧市場では、全18カ国で主要株価指数が下落した。

デクシアは8.1%安の0.239ユーロで終了。コメルツ銀の終値 は1.15ユーロ。ロイターが同行内部の見積もりに詳しい匿名の関係 者の話として報じたところによると、欧州銀行監督機構(EBA)が 銀行規制を強化した場合、コメルツ銀は約50億ユーロ(約5206億 円)の追加資本が必要となる可能性がある。ノキアは8.8%下げ

4.19ユーロ。ブリティッシュ・ランドは1.5%高の461ペンスと なった。

また、欧州2位の旅行会社、英トーマス・クック・グループは 75%下落の10.2ペンス。同社は資金繰りで金融機関と再び協議を 進めている。

◎欧州債:スペイン債下落、入札で調達コスト上昇-ベルギー債も軟調

22日の欧州債市場ではスペイン国債が下落し、2年債利回りは 2000年以来の高水準に近づいた。債務削減に向けたスペイン新政権 の取り組みが難航するとの懸念が高まる中、この日の国債入札で借り 入れコストが前回入札を上回ったことが手掛かりとなった。

スペイン10年債は続落。20日の総選挙で勝利した国民党のマ リア・ドロレス・デ・コスペダル書記長は、同国の債務「支払い能力 を維持し、保証する」ためのユーロ圏の合意を呼び掛けた。

ベルギー10年債利回りは9年ぶり高水準に達した。連立政権の 協議行き詰まりが影響した。債務危機の拡大懸念から、ドイツ国債に 対するイタリアとフランス、オーストリアの国債の利回り上乗せ幅 (スプレッド)が拡大した。

ソシエテ・ジェネラル(パリ)の金利戦略責任者、バンサン・シ ェニョー氏は「銀行や国家の資金調達に関する懸念が市場で鮮明にな っている」と述べ、「強い政治的な行動が必要とされており、市場に はかなりの緊張感がある」と続けた。

ロンドン時間午後4時10分現在、スペイン2年債利回りは前日 比18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.76%。 17日には5.83%まで達し、2000年8月以来の最高となった。同国 債(表面利率2.5%、2013年10月償還)価格は0.295下げ

94.185。先週発行された2022年1月債の利回りは2日連続で7% を上回っている。

スペイン政府がこの日入札した3カ月物債の平均落札利回りは

5.11%。10月25日の前回入札の2.292%を上回り、少なくとも 04年以来の高水準となった。6カ月物債の平均落札利回りは

5.227%(前回入札は3.302%)。

ベルギー国債

ベルギー国債は下落。連立政権を目指す6党の協議が財政赤字の 削減方法をめぐって決裂したことを受け、同協議を率いていたワロン 系社会党(PS)のディルポ党首は辞任の意向を表明した。2012年 に拡大が見込まれている財政赤字の抑制策がまとまらない場合、ベル ギーは早ければ来月にも欧州連合(EU)の制裁対象となる可能性が ある。

ベルギー10年債利回りは前日比26bp上昇し5.08%。一時は

5.10%まで上げ、02年7月以来の高水準を付けた。独10年債に対 するスプレッドは317bpに拡大し、17日に記録したユーロ導入以 後の最大である321bpに接近した。

イタリア国債は続落。2年債利回りは42bp上げ6.82%と、 10年債利回りの6.80%を上回った。関係者3人によれば欧州中央 銀行(ECB)はこの日もイタリア国債を購入していたが、相場の支 援要因とはならなかった。

フランス10年債も下げ、独10年債とのスプレッドは7bp広 げ162bp。オーストリアとドイツの国債利回り格差は11bp拡大 の159bpとなった。

◎英国債:続伸、景気減速で-中銀当局者が量的緩和拡大に傾斜の観測

22日の英国債相場は続伸。景気が減速する中、23日公表され るイングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会(MPC)議事 録で当局者が量的緩和拡大に傾きつつある姿勢が示されるとの見方か ら買いが優勢となった。

10年債利回りは過去最低まで4ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)未満となった。MPCメンバーのデービッド・マイル ズ委員はこの日、英景気回復が失速し、成長率は「ゼロに近い水準」 に落ち込んだとの見解を示した。英公債管理局(DMO)によれば、 英政府は35億ポンド相当のインフレ連動債を銀行団を通じて発行し た。これも相場の押し上げ要因となった。

ロイズ・バンク・コーポレート・マーケッツ(ロンドン)の金利 ストラテジスト、バトサラ・ダッタ氏は「英国だけでなく、世界景気 について懸念が続いている」と述べ、「他の最上級格付け国よりも英 国の国債パフォーマンスは優れている。銀行団を通じた債券発行では 約100億ポンドの応札があり、需要は予想以上だった」と続けた。

ロンドン時間午後4時24分現在、10年債利回りは前日比4b p下げ2.17%。一時は2.14%まで下げた。16日には2.107% と、ブルームバーグがデータ集計を開始した1992年以来の最低を 付けた。同国債(表面利率3.75%、2021年9月償還)価格はこの 日、0.335上げ113.895。2年債利回りは2bp低下し0.47%。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS) がまとめた指数によると、英国債の年初来のリターン(投資収益率) はプラス15%。これに対しドイツ国債はプラス8.3%、米国債はプ ラス9.4%となっている。

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212-617-3007

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 小林 恭子 Kyoko Kobayashi +1-212-617-5230 kkobayashi39@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE