IMF:融資プログラムを改正、外的ショックによる流動性需要に配慮

国際通貨基金(IMF)は外 的ショックに直面する国々が融資を申請しやすくするため、信用枠プ ログラムを改正した。欧州指導者による域内の債務危機解決が難航し ていることを考慮した。

IMFは22日、新たに導入する「予防的流動性枠(PLL)」 について、経済が強固でありながら短期流動性を確保する必要性に迫 られた国が活用できる制度と説明。同制度が取って代わる予防的信用 枠(PCL)と同様に、資金の必要性が予見される国々も融資を申し 込むことができる。

IMFのラガルド専務理事は「この改善によって、危機の予防及 び解決に向けたIMFの資金供給能力が強化される」との声明を電子 メールで発表。さらに今回の改善について、「世界各国が互いへの関 与を強めている現在、効果的な金融セーフティーネット(安全網)を 創造するための一歩になる」と位置付けた。

欧州危機がスペインやフランスに波及する恐れが高まる中、今回 の変更によって、基準を事前に満たしている国々は従来の融資で要求 されたような多くの政策変更を経ずにIMFへの融資要請が可能とな る。IMFはギリシャやポルトガル、アイルランドの救済資金の一部 を提供しているほか、債務削減を目指すイタリアに初の監査団を送り 込む準備を進めている。

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