英中銀マイルズ委員:経済成長「ゼロ」に接近-住宅市場は「転換期」

イングランド銀行(英中央銀 行)金融政策委員会(MPC)メンバー、デービッド・マイルズ委員 は22日、英景気回復が失速し、住宅市場が「異例な調整局面」にあ るとの見解を示した。

マイルズ委員はイングランド地方ヨークで講演し、英景気につい て「2009年と10年にやや回復した後、成長はゼロに近い水準まで 落ち込んだ」と指摘。「大半の家計で実質可処分所得が大きく減り、 将来の給与水準に対する不透明感が著しく高まった」と付け加えた。

同委員は07年半ばから半減した住宅売買件数と住宅ローンの落 ち込みは住宅市場が「転換期」にあることを意味すると説明。住宅購 入者に銀行が求める頭金支払いの割合はこれまでよりも大きくなって いることから不動産市場における借り入れの度合いが低下し、それが 経済の安定化につながる可能性があると指摘した。

「銀行金利の変化以外の要因による住宅価格の変動が実体経済に 与える影響の度合いは小さいもようだ」とし、「英経済はもっと安定 することだろう。そうなれば、金融政策の決定が容易になる」との見 方を示した。

英中銀は先月、2009年以降で初めて量的緩和策を拡大した。マ イルズ委員は景気見通しについて「緩やかながらもより通常な経済成 長率へと戻り、家計の先行き不透明感は落ち着いていく公算が大きい」 と語った。

さらに「こうした状況に伴い、金融政策は一段と正常な状態へ戻 るだろう」と述べた上で、「住宅市場と住宅ローン市場が危機前の水 準に戻るとは思わない」と論じた。

-- Editors: Fergal O’Brien, Eddie Buckle

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ロンドン 藤森英明 Hideharu Fujimori +44-20-7673-2178 hfujimori@bloomberg.net Editor: 記事に関する記者への問い合わせ先: Svenja O’Donnell in London at +44-20-76732287 or sodonnell@bloomberg.net; 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Craig Stirling at +44-20-7673-2841 or cstirling1@bloomberg.net

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