スペイン入札:3カ月物金利がギリシャを上回る-国民党は欧州に訴え

スペイン政府が22日に実施し た入札で、3カ月物証券の支払い金利がギリシャを上回った。総選挙 で大勝した国民党はスペイン国債の支払能力「維持」で欧州に協力を 訴えている。

この日の入札で3カ月物の平均落札利回りは5.11%。1カ月前 の入札時の2倍を超えた。利回りはギリシャが11月15日に入札し た13週間物の4.63%を上回った。その翌日の入札でポルトガルの 3カ月物利回りは4.895%だった。ギリシャとポルトガルは欧州連 合(EU)主導の救済を受けている。

国民党のマリア・ドロレス・デ・コスペダル書記長は21日、ス ペインの債務「支払い能力を保ち、保証する」ためのユーロ圏の合意 を呼び掛け、同国は7%の金利を支払い続けることはできないと語っ た。10年債利回り7%はギリシャとポルトガル、アイルランドが救 済に追い込まれた水準。

コスペダル書記長によると、国民党のラホイ党首も21日にメル ケル独首相との電話で、「義務と責任を果たしている国々を欧州機関 は支える必要がある」との考えを首相に伝えた。

スペイン10年債利回りはマドリード時間午前11時55分に

6.6%となった。17日に付けたユーロ導入後の最高は6.78%。

JPモルガン・チェースの債券ストラテジスト、ジャンルカ・サ ルフォード氏(ロンドン在勤)は電話インタビューで、「今はまだ債 務の維持可能性の問題ではなく、流動性の危機だ」と述べている。 「価格下落、利回り上昇が新たな需要を呼び込むのではなく、投資家 をおびえさせている」と同氏は解説した。

スペイン国債利回りは選挙での国民党勝利以来、上昇している。

この日の入札で6カ月物の利回りは5.227%。10月は3.302% だった。3カ月物の応札倍率は2.85倍。10月は3.07倍だった。 6カ月物は4.92倍(10月は2.59倍)。

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