レーン欧州委員:ギリシャとイタリアは緊縮策強化を-信頼回復に向け

【記者:Jonathan Stearns】

11月22日(ブルームバーグ)欧州連合(EU)の行政執行機 関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は22日、ユーロ圏 の高債務国、特にギリシャとイタリアは市場の信頼回復に向けて財政 引き締めを強化する必要があると指摘した。

レーン委員はベルリンでの講演で、「ソブリン債市場の動揺の根 本的な原因は、ユーロ導入国の一部が債務返済に必要な財政・構造改 革を実施すると市場が信じられないことにある」とし、「圧力にさら されている国は市場の信頼を回復する取り組みを強化する必要がある。 各国はそれを既に約束している」と語った。

具体的には、ギリシャのパパデモス新政権は歳出削減を追求する とともに成長加速を重視した経済政策へ転換する必要があると指摘。 「ギリシャは特に、変革を決定的かつ迅速に前進させる必要がある」 と述べた。

イタリアについては、モンティ新首相の下での財政健全化の取り 組みを「今後数週間、数カ月にわたり注意深く見守っていく」意向を 示した。「全体として、現在のイタリアの状況は前向きな変化の機会 だ。正しい政策を取ればイタリアは現時点の市場の信頼喪失を乗り越 えられると確信している」と語った。

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