ソロス氏:ECB国債購入へのEFSF保証、利回り上限を提案-FT

【記者:John Simpson】

11月21日(ブルームバーグ):資産家で著名投資家のジョージ・ ソロス氏と、ドイツのメルケル首相の経済顧問を務めるビュルツブル ク大学のペーター・ボーフィンガー教授(経済学)は、ユーロ圏の国 債から資金が流出する悪循環をできるだけ早く断ち切る必要があると 訴え、検討すべき選択肢の一つとして「ソロス・プラン」を提案した。

ソロス氏とボーフィンガー教授は英紙フィナンシャル・タイムズ に寄稿し、欧州中央銀行(ECB)が規則に違反せずに「最後の貸し 手」の役割を担うことを可能にするため、救済基金である欧州金融安 定ファシリティー(EFSF)を活用するよう欧州当局に提言した。

両氏の構想は、銀行のソルベンシー(支払い能力)リスクに対す るEFSFの保証を得て、ECBがほぼ無制限の流動性供給を行い、 両者が協調して行動することによって、責任ある財政運営を行う政府 が1%を下回る金利で短期国債を発行することを可能にする。

ソロス氏らは「国債の取り付けがユーロの安定を危うくしつつあ り、ECBはあらゆる犠牲を払ってこれを阻止しなければならない」 と強調し、責任ある財政政策を行う政府が発行するソブリン債の利回 りに上限を設定することが、資金流出に歯止めをかける緊急対応策と して最善の方法だと指摘した。

両氏は、利回りの上限を当初例えば5%に設定し、その後、段階 的に引き下げることができるとしている。ECBが無制限に国債を購 入する準備を整えることで、この利回りを事実上の相場の下限とする ことができ、実際には無制限に購入することなく利回り低下につなげ られると説明している。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 内田良治 Ryoji Uchida +81-3-3201-3396 ruchida2@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関するエディターへの問い合わせ先: John Simpson at +1-416-203-5726 or jsimpson12@bloomberg.net

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