欧米の再生可能エネルギー、「パーフェクトストーム」が打撃-E&Y

米国と西欧の再生可能エネルギ ープロジェクトが補助金の削減や融資の減少、新興国や東欧への市場移 行による競争激化を背景に打撃を受けているとの見方を、米会計事務所 アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が示した。

電子メールで22日に送付された文書によると、E&Yの40カ国 を対象とする四半期ベースの「リニューアブル・エナジー・カントリ ー・アトラクティブネス・インデックス(再生可能エネルギー国別魅力 度指数)」では、ブラジルが11位から1つ順位を上げ、上位10位入 りした3番目の新興国となった。チュニジアやアルゼンチン、ウクライ ナ、イスラエル、ハンガリーが初めて調査対象に加えられた。

E&Yの世界クリーンエネルギー技術部門の責任者、ジル・フォラ ー氏は文書で「西欧と米国の成熟した再生可能エネルギー市場は、政府 による補助金の削減や資金へのアクセスの制限、国外との競争激化とい うパーフェクトストームに襲われている」と指摘した。パーフェクトス トームは、複数の悪い事態が同時に発生する状況を示唆する。

フォラー氏は「新興国で再生可能エネルギーへの支持が高まってい る」と指摘。「エネルギー需要が力強く伸びているこれらの国々は、二 酸化炭素排出量が少なく資源効率の高い将来を確保するため、これを化 石燃料の時代を超える好機と捉えつつある」と述べた。

2010年8月時点で首位だった中国の指数は70で引き続き首位。 米国やドイツ、インド、イタリアがこれに続いている。英国は政府の太 陽光発電への支援が削減されたにもかかわらず、6位から1つ順位を上 げイタリアと同じ5位だった。

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