バークレイズCEOの高額報酬、「身内びいきで」経済を「侵食」

民間部門の高額報酬につい て調査する英ハイ・ペイ・コミッション(HPC)は、英銀バ ークレイズの最高経営責任者(CEO)のようなトップバンカ ーの高額報酬は英経済を侵食しているとの見解を示した。

HPCは22日発表した最終報告で、2010年末までバーク レイズのCEOだったジョン・バーリー氏の同年の報酬、440 万ポンド(約5億3000万円)は英国の平均的勤労者の169倍 であり、1980年の同行CEOの報酬を4899%上回ると指摘し た。当時の同CEOの報酬は平均的勤労者の13倍だったという。 HPCはFT100種株価指数構成企業の取締役らに対し、株価 のパフォーマンスと一致しない高額報酬を支払う「身内びいき」 的な慣習をやめるように呼び掛けた。

HPCの会長のデボラ・ハーグリーブズ氏は「英企業のト ップにある危機が英経済を深く侵食している」とし、「上級幹部 の報酬が密室で決定され、企業の成功の度合いを反映せず膨大 な不公平をあおっているのは、社会の頂点にある深い病根を意 味する」と述べた。

今年1月1日に就任したバークレイズのロバート・ダイア モンド現CEOの報酬は給与と賞与、株式を合わせて最大1010 万ポンドで、英国で最も高報酬のCEOとなっている。

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