投資家ビッグス氏:株の強気ポジション縮小-リセッション予想強める

ヘッジファンドマネジャーの バートン・ビッグス氏は運用ファンドの強気ポジションを縮小した。 米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性が高まっているとの 懸念が理由。

ビッグス氏は21日、ブルームバーグテレビジョンのインタビュ ーで、「トラクシス・グローバル・エクイティ・マクロ・ファンド」 のネットロング・ポジションを40%未満としたほか、さらに15ポ イント減らす可能性があると述べた。

同氏は「私が予想していたよりもずっと弱気な環境だ」と説明。 「少なくとも昨年の夏の安値にまで下げるだろう。起きて欲しくはな いが、2008年や09年の安値を模索することさえあるかもしれない」 と続けた。

米国株に対するビッグス氏の楽観度は市場環境に応じて変動して いる。同氏は10月17日のインタビューで、9月に40%に減らして いたトラクシス・グローバルの株式ロングポジションを65%に拡大 したことを明らかにした。さらにその2週間後には80%に増やした と説明した。S&P500種株価指数は月間ベースで、9月まで5カ月 連続で下げた後、10月は11%高となった。

ビッグス氏は、12年1-6月(上期)に米経済がリセッション に陥る確率が60-70%に高まったと指摘した。S&P500種は先週、 週間ベースでは2カ月ぶりの大幅安となった。

議会の超党派委員会が1兆2000億ドル(約92兆3000億円) 赤字削減策で合意できていないことについては、「非常に失望してい る」と言明。「合意できないとは情けない。これは、わが国の政治シ ステムが全くの機能不全に陥っていることを示している。私は成果に ついて楽観視し過ぎ、間違っていた」と続けた。

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