ドイツ連銀:首相は債務削減で妥協してはならない-市場の信認維持で

ドイツ連邦銀行(中央銀行) は同国が金融市場の信認維持を考えるのであれば、メルケル首相は財 政規律を緩めてはならないと指摘した。

連銀は21日公表した月報で、対国内総生産(GDP)比で現在 81%となっている債務を60%未満に減らすというドイツの計画を達 成するには「何年もかかる」としたほか、歳出をめぐる規律低下で達 成が危うくなりつつあると説明した。

その上で、メルケル首相は歳出の「迅速な削減」に向けて取り組 むべきだと指摘。「そうすることで、債務負担の拡大リスクやドイツ 公的財政の持続性をめぐる信頼を失うリスクに抵抗できる」と解説し た。このほか、ドイツでは人口問題も深刻になりつつあると加えた。

メルケル首相は今年および2012年の財政赤字を対GDP比で 1%に押し下げることを目指す上で、経済成長および税収の伸びに依 存している。連銀は、その一方で首相は来年の歳出を抑制するという 方針を守っていないと記した。

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