ユンケル議長:フランス格下げなら救済基金の信用力脅かす恐れ

ユーロ圏財務相会合(ユーロ グループ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は、フ ランス国債が格下げされれば、欧州の救済基金の信用力が脅かされ るとの認識を示した。

議長は21日、ドイツのマインツでのイベントで記者団に対し 「そのような事態が起きてほしくはない」と述べ、ソブリン債危機 への対応で「迅速な行動」を呼び掛けた。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはこの日、 フランスは資金調達コスト上昇で財政上の困難が大きくなりつつあ ると指摘。このムーディーズの発表後、仏国債は大幅に下落した。 仏紙フィガロは、フランスのトリプルA格付けが引き下げリスクに さらされていると報じた。

ユンケル議長はまたスペインについて、新政権は懸念を抑える ため歳出削減に向け「信頼性のある」措置を講じる必要があると指 摘した。

このほか議長は「限定的な条約の改正」がユーロ圏の経済・通 貨統合を前進させる一方、ソブリン債危機に対応する上では「さほ どの緊急課題ではない」との見解を示した。

議長は「早急に行動するときが来た」と発言。「条約改正は必 要だが、優先事項ではない。さほどの緊急課題ではない」と述べた。

さらに、ユーロ圏の救済基金である欧州金融安定ファシリティ ー(EFSF)の拡大に関する決定が29日までにあることを見込 んでいるとも話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE