グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市 場の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は5営業日続落。中国の不動産市場や欧州債務問題 をめぐる懸念に加え、米議会の超党派委員会が財政赤字削減で合意で きないとの見通しが売り材料となった。

小売企業に衣料品や玩具を納入する香港のリー・アンド・フォン (利豊、494 HK)は5.3%安。同社は売上高の65%を米国で稼ぐ。 欧州を最大の市場とする衣料小売りのエスプリ・ホールディングス (330 HK)は4.8%値下がりした。欧州債務危機で域内の経済成長 が損なわれるとの見方が強まった。米ナイキの靴を受託生産する裕元 工業(集団)(551 HK)も安い。

香港に上場する中国本土の不動産開発会社で最大手の中国海外発 展(688 HK)は3.2%下落。国営新華社通信は、中国当局が不動産 抑制策を来年7-9月(第3四半期)まで継続する可能性があると報 じた。中国最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK)も売られた。

HSBCプライベートバンクのアジア投資戦略責任者、アルジュ ナ・マヘンドラン氏(シンガポール在勤)はブルームバーグテレビジ ョンで、「今週は米国の財政赤字削減をめぐる問題が市場のトーンを 決めるだろうが、いくらかネガティブだろう」と語った。

ハンセン指数は前週末比265.38ポイント(1.4%)安の

18225.85と、先月21日以来の安値で終了。騰落銘柄比率は上昇1 に対し下落が5。ハンセン中国企業株(H株)指数は前週末比2.3% 安の9725.82で引けた。

【中国株式市況】

中国株式市場では、上海総合指数が下落。不動産市場の成長鈍化 に伴い、セメントから家電製品まで住宅関連の需要が落ち込むとの懸 念が強まった。

中国最大のセメントメーカー、安徽海螺水泥(600585 CH)は 2カ月ぶりの安値に下落。家庭用エアコン大手の珠海格力電器 (000651 CH)と広東美的電器(000527 CH)はいずれも3%を超 す値下がりとなった。中信証券(CITIC証券)が同業界の投資判 断を引き下げたことが響いた。電力会社の華能国際電力(600011 CH)も安い。

一方、景気減速の影響を受けにくいとの楽観的な見方から、ビー ルメーカーの青島ビール(600600 CH)を中心に生活必需品銘柄が買 われた。

大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏は「引き締め策と不動産 市場の規制強化の影響で国内需要は依然として弱く、これが企業の 10-12月(第4四半期)の収益悪化懸念につながるだろう」と指摘、 「ただ、最も厳しい金融引き締め局面は終わったはずで、一段と大き く悪化するとは思わない」との見方を示した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前週末比1.43ポイント(0.1%)安の2415.13 で終了。騰落銘柄比率は下落3に対し上昇が約5。上海、深圳両証取 のA株に連動するCSI300指数は前週末比0.1%高の2609.69で 引けた。

【インド株式市況】

インド株式相場は8営業日続落。米議会での赤字削減をめぐる交 渉行き詰まりや欧州危機が、世界の景気回復を脅かしていることに加 え、ルピーが32カ月ぶり安値まで下げたことが嫌気された。

インド最大の携帯電話サービス企業、ブハルティ・エアテルは3 週間ぶり大幅安。時価総額で国内最大の企業、リライアンス・インダ ストリーズは6週間ぶりの安値に落ち込んだ。高級車メーカー、ジャ ガー・ランドローバーを傘下に置くタタ・モーターズは5.1%下落し た。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種指数は前週末比

425.41ポイント(2.6%)安の15946.10で終了。5月以降で最長 の続落で、8営業日での下落率は9.2%に達した。

ブハルティ(BHARTI IN)は2.3%安の388.45ルピーと、2 日以降で最大の値下がり。リライアンス(RIL IN)は2.7%下げ

786.35ルピー。年初来では26%安。タタ・モーターズ(TTMT IN)の終値は161.55ルピー。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比14.0ポイント(0.3%)安の

4163.0。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比19.14 ポイント(1%)安の

1820.03。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比191.14ポイント(2.6%)安の7042.64。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比32.36ポイント(1.2%)安の2697.98。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比20.32ポ イント(1.4%)安の1434.08。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比19.09ポイント(1.9%)安の965.07。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比74.67ポイント(2%)安の

3679.83。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比2.96ポイント(0.1%)安の

4299.47。

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